インプラント治療が失敗する理由や原因CAUSES OF FAILURE
インプラント治療は、いろいろな理由によって失敗することがあります。
不適切な治療計画
治療計画は、インプラント治療を成功に導くための設計図であることから、そこに誤りがあると、治療も自ずと失敗します。
インプラント治療の知識や実績が少ない、歯科用CTによる精密診断を行わないなど、さまざまな原因によって治療計画に誤りが生じることがあります。
インプラント埋入時のトラブル
人工歯根であるインプラント体を埋め込む際、周囲の血管や神経を傷つけたり、埋入方向を誤ったりすると、治療が失敗に終わります。
技術力の高い歯科医師が執刀すること、サージカルガイドを活用することなどで、埋入時のリスクは軽減できます。
骨と結合しない
インプラントオペが無事に終わったとしても、その後、インプラント体と顎の骨が結合しなければ、インプラント治療も失敗となります。
例えば、インプラント体を埋入する際、顎の骨にオーバーヒートが生じると骨細胞が死んでしまい、骨結合(オッセオインテグレーション)も起こらなくなります。
インプラント周囲炎を発症する
治療後、適切なケアを行わないと「インプラント周囲炎」という一種の歯周病にかかってしまいます。
顎の骨が溶かされることで支持機能が失われ、最終的にはインプラントの脱落を招きます。
そんなインプラント周囲炎は、定期的なメンテナンスを受けることで予防することが可能です。